師走(しわす)— 一年を締めくくる、清めと準備の月

神社

■ はじめに

12月になり、いよいよ一年の締めくくりの季節「師走(しわす)」を迎えました。
境内の空気がひときわ澄んで、朝晩の冷たさとともに、年の区切りを感じる頃です。
今日はこの“師走”という言葉の意味や、神社での過ごし方について少しお話しします。


■ 「師走」の由来 — 諸説あるおもしろさ

師走という言葉には、いくつかの由来が伝わっています。

  • 「師(お坊さん)が走るほど忙しい」説
    年末は法事やお参りが多く、僧侶が慌ただしく動き回ったことから生まれたという説。
  • 「師(先生・役人)が走り働く」説
    年末のまとめや決済で、さまざまな“師”が忙しく動くという理解。
  • 古語の「しはす」が形を変えたという説
    平安時代には「しはす」と呼ばれており、そこに「師走」の漢字が当てられて今の形に。

どの説にも共通しているのは、
「年の終わりに向けて、皆が忙しく動く月」
というイメージです。


■ 師走に大切にしたいこと

神社では12月に入ると、一気に“新年の準備”が動き出します。

  • しめ縄・しめ飾りの準備
  • 神棚の掃除・すす払い
  • 冬至の神事
  • 大祓(おおはらえ)
  • 大晦日の準備

どれも「古い一年を清め、新しい年を迎えるための儀式」です。
地域の暮らしと神社の営みがシンクロする、とても大切な時期でもあります。

■ おわりに

何かと慌ただしい師走ですが、
少し立ち止まって深呼吸し、空を見上げる時間も大切にしたいものです。

今年も残りわずか。
どうか心穏やかに、あたたかくお過ごしください。
そして、良い新年を迎える準備を一緒に進めていきましょう。

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